暑さや寒さをリフォームで解消して快適に過ごす

地球温暖化の影響で年を追うごとに暑さが増し、家の中で熱中症になる方が増えています。一方、冬場の寒さによるトイレやふろ場でのヒートショックは広く認知され、特に高齢の方がいる家庭では問題視されています。今までの日本家屋は、通気性は良いものの、近年の急激な温度変化にはついていくことができていない形です。実は、暑さ寒さはリフォームで解消することができます。それで、リフォームを検討されている方は、温度に着目してリフォームを行うと、家族みんなが快適に過ごせるに違いありません。

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暑さ寒さを解消するのに役立つのは、窓部分のリフォームです。長年の研究により、熱の出入りが最も多いのは窓であることがわかってきました。特に夏場では、外気の熱が入るとともに、太陽光が差し込むことで室内の熱が増幅され、エアコンをつけても効果的に室温を下げることができないケースもあります。その点で役立つのが、複層ガラスと樹脂の窓枠です。複層ガラスは2枚のガラスを使い、その間に空気の層を持っているガラスを言い、ガラスとガラスの間の空気の層が断熱材の働きをし、外部の空気の温度がダイレクトに伝わってくることを防ぎます。また、アルミではなく樹脂の窓枠を使うことで、熱伝導率を下げることができます。

暑さ寒さを解消するのに役立つのが、壁や天井部分のリフォームです。実は、築30年程度の住宅では、天井の厚さが40ミリメートル、壁の厚さが30ミリメートル程度でしたが、季節による温度変化を感じない程度にするためには、天井が180ミリメートル、壁の厚さが100ミリメートルほど必要であるとされています。また、天井部分の断熱効果を高めるためには、屋根のすぐ下に断熱材を入れることも効果的です。さらに、最新の断熱材を使うことで、部屋の空間をさほど狭めることなく、暑さ寒さに強いリフォームを行うこともできます。暑さにも寒さにも強い家は、快適に過ごせるだけでなく光熱費の面でもエコとなり、長期的に見て住宅コストを下げることができます。