畳の一般的な寿命や相場についてとリフォームにかかる日数を知る
畳は大きく分けて畳床・畳表・畳縁に分かれています。畳床は土台となる部分、畳表はイグサを織った表面の部分、畳縁は畳のふちの部分です。使用する環境によって異なりますが、平均的に10年を目安に畳の張替えを推奨しているメーカーが多いといいます。
畳は日焼けする場所や、たんすなどの下に敷かれている場合は寿命が短いため、10年より早く寿命が来てしまうことも少なくありません。長い間使い続けていると表面だけでなく、畳床の部分が劣化してしまいます。そのまま使い続けていると、畳を敷いている床の部分も傷んでしまう可能性が高いです。10年程度たったら新しい畳と取り換えることが、床を守るためにも必要となります。
畳の新調にかかる費用の相場は、1畳あたり1万円から3万円前後です。畳縁のないものに交換する場合は、職人による熟練した手作業が必要となるため、3万円以上になることもあります。使用する材質や畳のグレードによって料金は大幅に異なるため、リフォームを依頼する前に、見積もりをもらって確認してから申し込むことが必要です。材質やグレードにより耐久性が大きく異なるため、子供やペットのいる家庭では耐久性の高い素材を使ったもののほうが人気です。見積もりを依頼する場合、中間業者を通さず、畳店に直接交換を依頼することで、中間マージンを取られずに安く新調することができます。
畳の新調をするのにかかる時間は、平均的に3日から10日程度です。取り換える時期によっては新しい畳を作るのに時間がかかるため、10日ほど余裕が必要となります。同じ6畳・8畳といっても、家によって畳の大きさは異なるため、採寸をして新しく畳を作り、取り換えるやり方が一般的です。畳を取り変える場合にかかる時間は1時間から2時間程度あれば十分だといいます。ただし、取り換えるときにたんすなどがあると、時間がかかることも考えられるため、あらかじめ家族で別の場所に移動させておくことも検討してください。