ベランダのリフォームで注意すべき点まとめ

ベランダのリフォームをする前に、まず考えなければいけないのは「ベランダをどのように活用するのか」という点です。洗濯物を干すだけの人もいれば、主にガーデニングのためのスペースにしたい人も、ガーデニングセットを置いてベランダでの朝食を楽しみたいと考える人もいます。
例えば洗濯物重視なら屋根付きが必須であったり、ガーデニングチェアを置きたいならある程度の幅を確保する必要であったりします。それぞれの用途にあったベランダにするために、まずは自分が一番ベランダに求めるものを考えてみましょう。
どのような用途であっても、注意したい点は大きく分けて3つあります。1つ目は、日当たりと風通しの良い構造にすることです。ベランダだけでなく室内まで光が入ってくるような構造が望ましいといえます。周りの建物との兼ね合いももちろんですが、光の差し込む角度や風邪の通り道を考えてみてください。
2つ目に重視したいのは防犯面です。光と風を最大限に取り込みたいと考えるあまり開放的なベランダを希望する人は多いのですが、あまりにフルオープンなベランダも考えものです。室内が丸見えになってしまうのは、防犯面でやや不安があります。逆に、全く室内が見えないような構造や、死角の多い構造の場合、侵入が容易くなってしまうという欠点もあります。
バランスの良いベランダにするためにはリフォーム担当者との相談が必須です。

最後に注意したい点として、素材の耐久性が挙げられます。ベランダは台風などの大雨や強風の中でも当然室外にあり続けます。耐久性のある素材を選ぶのはもちろんのことですが、外から目につく部分でもあるので、外見の良さも捨てられません。たとえばベランダのリフォームで人気のあるウッドデッキはおしゃれな反面、実は腐食しやすいといわれています。
長年住み続ける家の一部になるわけですから、外見を気に入るというのは重要です。しかしそれだけではなく、長持ちするかどうか、雨風に強いかどうか、という点も必ず確認しておく必要があります。