LDKの天井をリフォームで高くして雰囲気を変えよう
天井のリフォームと言えば、クロスの張り替えや照明プランの変更などがよく行われていますが、その他には天井を高くするリフォームというものもあります。天井を高くすることで、その空間に開放感が生まれるようになるため、家族が長い時間を過ごすLDKで検討されることが多い方法です。天井高がしっかりと確保できるようになることで、高さのあるデザインを持つ照明器具を取り付けられるようになったり、背の高い家具を配置できるようになるというメリットもあります。選択肢の幅が広がることで、インテリアをさらに楽しめるようになるでしょう。
天井の高さを上げるには、いくつかの方法があります。まず、天井裏にある程度のスペースがある場合は、そのスペースを減らして天井の高さを上げるという方法が考えられます。天井裏の空間には、元々、配線や配管などが入っています。断熱材が入っている場合もあるでしょう。これらに影響のない範囲で天井裏のスペースを薄くし、天井の高さを上げることができるのです。天井に埋込型のエアコンを付けている場合は、空調計画も変更する必要が出てくるでしょう。
マンションなど、二重天井になっている場合は、天井の仕上げ材を取り払ってしまい、直天井に仕上げるという方法もあります。配線や配管がむき出しになるため、その処理の仕方次第で空間の雰囲気はガラリと変わってきます。一方で、直天井にする場合は、防音性や断熱性がなくなってしまうという側面も持ち合わせています。
天井を高くしたい場合に、大きな梁などが邪魔になってしまい、部分的にどうしても梁の所だけ下がってしまう場合があります。そのような場合は、梁の出っ張りをデザインとして活かせられないか考えてみるようにしましょう。例えば、その空間のバランスを見ながら一部分だけ折り上げ天井にして、梁の存在を感じさせないようにしたり、逆に、梁の出っ張り部分だけ色を変えて、アクセントにしてしまうという方法もあります。